まず下記リンクからWindows10メディア作成ツールをダウンロード/実行し、[他の PC 用にインストール メディアを作る]を選択、USBメモリに展開します。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ISOファイルの場合は、rufus-2.7pやunetbootin-windows-563などを利用して、USBメモリに展開します。
展開したファイルの中から、install.esd(install.wimは私の場合は見つからなかった)を探してコピーし、C以外の任意のドライブの直下(Dドライブに置いたとの前提で話を進めます、ドライブレターは適宜読み替えてください)に置きます(コマンド入力が楽なため)。
install.esdを置いたのと同じドライブ直下(今回はDドライブ)にmount(名前は何でも構わないけれどこのフォルダ名で話を進めます)という名前で新規に空のフォルダを作ります。
これで準備は完了です。
スタートボタンを右クリックして、コマンドプロンプト(管理者)を選択し起動します。そして、以下のコマンドを順番に入力・実行します(半角スペースに注意)。
1 DISM.exe /Apply-Image /ImageFile:D:\install.esd /index:1 /Applydir:D:\mount
(※これはパソコンのスペックにより結構時間がかかります。完了後、mountフォルダを開いて念のためwindowsフォルダが存在するか確認してください。)
2 Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
(ここで、エラーの修復が可能と表示されれば、次のステップに進みます。)
3 Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:D:\mount\windows /LimitAccess
(これで、ほとんどの場合は修復が完了します。)
4 Dism /unmount-wim /Mountdir:D:\mount /discard
(これは、エラーになると思いますが、念のためマウント解除操作をしておきます。)
5 DISM.exe /Cleanup-Wim
(これは、成功のメッセージが出るはずです。)
6 sfc /scannow
(3でうまくいっていれば、これも成功します。)
7 powershell
(パワーシェルを起動します。)
8 Get-AppXPackage -AllUsers |Where-Object {$_.InstallLocation -like "*SystemApps*"} | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
(これを実行して赤表示が出なければOK。コマンドプロンプトを閉じます。)
9 システムをシャットダウン後、起動(念のため再起動ではなく一度シャットダウンします。)
Windows10のインストールメディアが入る容量の、中身を消してもいいUSBメモリが1本あればすぐに実行可能で、コマンド入力もコピーアンドペーストで簡単にできますので、お試しください。
なお、不要になったinstall.esdファイルとmountフォルダは削除して構いませんが、mountフォルダは所有権・アクセス権の変更(所有者がtrusted installerになっているため)を行わないと削除できません。フォルダ所有者の変更については、
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15487
この辺を参考にしてください。どうせ削除するのですから、所有権を元に戻す操作の心配は不要です。