NEC VersaPro type VT(2014年モデル/PC-VK24VTARJ、Lenovo Thinkpad10 Gen 1のOEM)などで発生しているようですが
拡張電源管理で操作に必要なHIDデバイスまで電源を切断してしまっているのが原因です。
各メーカーとも現状では以前のWindowsに戻すことを案内していますが、以下の手順で暫定的に回避可能です。
以下の5行をTouchFix.regとしてメモ帳などでテキスト保存。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\ACPI\ATML1000\3&233a31a5&0\Device Parameters]
"EnhancedPowerManagementEnabled"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\ACPI\WCOM0008\1\Device Parameters]
"EnhancedPowerManagementEnabled"=dword:00000000
(このレジストリは上記PC-VK24VTARJおよびその互換機の場合です)
保存したレジストリをregedt32で読み込み、Windowsを再起動します。
ATML1000\3&233a31a5&0はタッチパネルのデバイスID
WCOM0008\1はワコムペンのデバイスIDを指定します。
各デバイスIDはデバイスマネージャよりヒューマンインターフェースデバイス>I2C HID デバイスおよびWacom deviceを開いてデバイスインスタンスパスのACPI\より右側を参照してください。
I2C HID デバイスが複数存在する場合はマウスなどを接続した上で一時的にI2C HID デバイスを無効化してタッチパネルが無反応になる物を使います。
11月14日以降のWindowsUpdateで拡張電源管理が修正された場合は
dword:00000000の部分をdword:00000001に戻して同様に読み込み再起動を行ってください。
レジストリの変更および一時的な無効化などで操作時にタッチパネルなどが操作不能になる可能性があり、また間違った操作をするとシステム起動が不能になる恐れもありますのでバックアップを取った上で自己責任で行ってください。
11月15日の月例アップデートで本件は修正されたようです。