概要
パソコンが起動しない状態でも、コマンドプロンプトと [名前を付けて保存] のウィンドウを利用して USB メモリーや外付け HDD などにデータをバックアップすることができます。
Windows 8.1 では、複数回起動がうまくいかなかった場合に、 [自動修復] の画面が表示されます。
今回は [自動修復] の画面からコマンドプロンプトを開いてバックアップをとる方法を紹介します。
※リフレッシュが行える状況の場合は、リフレッシュで個人データを残したまま OS の再インストールを行うことが可能です。
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PC をリフレッシュ、初期状態に戻す、または復元する方法
詳細
手順を紹介します。
1. Windows 8.1 の起動が複数回うまくいかなかった場合、以下の画面が表示されます。
補足 : [自動修復] の画面が表示されない場合は、インストールメディアや USB 回復ドライブから起動することで以下の説明を同様の手順を行うことができます。 インストールメディアや USB 回復ドライブから起動する場合は、BIOS などの設定で CD/DVD ブートや USB ブートに設定する必要があるため、ご利用のパソコンまたはマザーボードのメーカーなどに確認してください。 インストールメディアや USB 回復ドライブの作成方法は、以下のページを参考にしてください。 ■
Windows 8.1 インストール メディアを作成する方法 |
2. 「自動修復」の画面が表示されたら [詳細オプション] をクリックします。
3. 「オプションの選択」画面が表示されたら [トラブルシューティング] をクリックします。
4. 「詳細オプション」画面で [コマンド プロンプト] をクリックします。
5. ユーザー名を選択する画面が表示されたら、任意のユーザーを選択してサインインします。
6. 以下のコマンド プロンプトの画面が表示されたら画面のカーソルが点滅している部分に、以下の文字列を入力して、[Enter] キーを押します。
notepad
7. メモ帳が表示されたら [ファイル] から [名前を付けて保存] をクリックします。
8. [名前を付けて保存] の画面で、ファイルの種類から [すべてのファイル] を選択し、左側のメニューの [PC] をクリックします。
9. [デバイスとドライブ] の欄にご利用のパソコンのハードディスクが表示されます。バックアップをとりたいドライブを開いて、データを USB メモリーや外付け HDD にバックアップしてください。
※ 以下の画面では、実際のドライブ名と異なったドライブ名で表示されるので、ディスクのサイズなどから本来のドライブ名を判断してください。
デスクトップに保存しているデータをバックアップする場合は、以下の画像のように [デスクトップ] のフォルダーを右クリックでコピーし、外付け HDD を開いて、右クリックで貼り付けを行うとデータを保存することができます。
10. 作業が終わったら、[名前を付けて保存] 画面を [キャンセル] または閉じるボタンで閉じます。
11. メモ帳の画面に戻るので、メモ帳を閉じます。
12. コマンド プロンプトの画面を閉じるボタンで閉じます。
以上で操作は終わりです。