テキストボックスの中を段組み編集したい

Excel、PowerPoint、Publisherとかだと、テキストボックスの中の文字を段組にすることができるんですが、残念ながらWordのテキストボックスにはそうした機能はありません。

せいぜいテキストボックスを複数配置して段組みのようにしたうえで、グループ化するなどして、1つのオブジェクトとして扱うぐらいになってしまうかと思います。

次善の策ですが、

テキストボックス内に、カーソルを置いている状態で、

[挿入]タブ(小見出し)

[表▼]アイコンをクリックし、

二段組みのばあいは、

□□

と、二つの□をドラッグしますと、

テキストボックス内に、

1行　×　2列

の表が挿入されます。

　↓

表の左肩外側にある、

┌───┐

│    ↑   │

│←┼→│

│   ↓    │

└───┼────

「表の選択・移動マーカー」をクリックして、

表を選択状態にした状態で、

アクセラレーターキーの

[Alt]、[A]、[B]

（メニュー、ｔAble（表）、Border（罫線））

と、順にキーを押します。

　↓

[線種とページ罫線と網掛けの設定]ダイアログボックスを開きます。

　↓

画面、左側の一番上にある

[罫線なし]アイコンをクリックして、青色枠線で、囲み、

　↓

[OK]ボタンをクリックして閉じます。

※これで、表の枠線が非表示になりますので、

自然な状態にします。

＋＋

しかし、表ですので、自動的に右側には文字列を送り込めませんので、

入力時に、少し注意が必要になります。

＋＋＋

自動的に、文字列を流し込みたい場合は、

テキストボックス内に、

それよりも、横幅が小さめのテキストボックスを2つ並列に挿入して、

（同じ大きさのテキストボックスを複製（デュプリケイト）するには、

テキストボックスの枠線をクリックして、選択状態にして、

[Ctrl]＋[D]キーを押します。→複製されたものをドラッグして配置します。）

　↓

文字列を流し込むために、それらをリンクします。

左側のテキストボックスの外枠線をダブルクリックします。

　↓

[描画ツール]の

[書式]タブ(小見出し)が、リボンに表示されます。

　↓

[テキスト]グループの

[リンクの作成]をクリックします。

　↓

カーソルがパレットに右下向き矢印に変わります。

　↓

右側のテキストボックス内で、クリックします。

大きなテキストボックス

小さな二つのテキストボックスを

[Ctrl]キーを押しながら、クリックして、

３つのテキストボックスを選択状態にします。

　↓

[描画ツール]の

[書式]タブ(小見出し)の

[配置]グループの

[グループ化▼]アイコンをクリックし、

さらに、ポップリストの

[グループ化]をクリックして、

３つのテキストボックス群を一つにまとめます。

テキストボックスの外枠線を非表示にするには、

[描画ツール]の

[書式]タブ(小見出し)の

[図形のスタイル]グループの

[図形の枠線▼]アイコンをクリックし、

ポップリストから

[線なし]

をクリックします。

以上です。

Wordの場合、段組みの設定そのものが特殊ですからね。

段組み指定範囲に均等に配置するだけなら、テキストボックスなどにも適用できると思います。

けれど、Wordの段組みは段幅の指定や段区切りの挿入などがあるために、特殊な配置ができるものなのです。

山葵さんの回答にあるように、Wordのテキストボックスにはリンクの作成で文字列の流し込みができるので、これを使ったほうが確実ですね。
テキストボックスのグループ化をするよりも、描画キャンバス内に配置したほうが簡単だと思います。

描画キャンバスにテキストボックスを並べて、線なしにしてリンクの作成でリンクをしておけば段組み風にできます。
描画キャンバスの書式設定で枠の線を指定すれば、テキストボックスと同じような表示にすることも簡単です。
また、段組みの区切り線風の配置も簡単に設定できます。

文字列の折り返しも、描画キャンバスでも設定できますから、テキストボックスと大差ない利用ができると思います。