Windows 10 のアップグレードが失敗する場合の一般的な確認点と対処法を紹介しています。
※注意
- 以下のページにてエラー別の対処法をまとめています。
まずはこちらに該当するエラーの情報がないかご確認ください。
・Windows 10 へのアップグレードに失敗するエラー別対処法
- お使いのコンピューターが Windows 10 へのアップグレード対象機種ではない場合、互換性の問題によりアップグレードが行えなかったり、アップグレード後、正常に動作しない可能性があります。
アップグレード対象機種であるかの確認については、各メーカーサイトでご確認をお願いします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/campaign/windows10/compat/
方法 1 : Windows Update トラブルシューティングツールを実行する
- 以下のアドレスをクリックし 「ファイルを開く」 をクリックします。
http://go.microsoft.com/?linkid=9830262 - ダイアログに従ってトラブルシューティング ツールを実行してください。
方法 2 : BITS トラブルシューティング ツールを実行する
- 以下のアドレスをクリックし 「ファイルを開く」 をクリックします。
http://download.microsoft.com/download/F/2/2/F22D5FDB-59CD-4275-8C95-1BE17BF70B21/BITSDiagnostic.diagcab - ダイアログに従ってトラブルシューティング ツールを実行してください。
方法 3 : システム更新準備ツール / DISM コマンドを実行する
Windows 8.1 の場合
- デスクトップ画面の左下にある [スタート] ボタンの上で右クリック > [コマンドプロンプト (管理者)] をクリックします。
- 表示されるプロンプト画面に以下のコマンドを入力して、 Enter キーを押します。
コマンドの処理を完了するまでしばらく時間がかかります。
dism /online /cleanup-image /restorehealth
Windows 7 の場合
- お使いの Windows に合わせて、以下のページを開きます。
32 ビット : http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=3132
64 ビット : http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=20858
※32 ビット版または 64 ビット バージョンの Windows オペレーティング システムを実行しているかどうかを確認する方法 - 開いたページで [ダウンロード] をクリックし、 [ファイルを開く] をクリックします。
- ダイアログに従ってシステム更新準備ツールを実行してください。
方法 4 : システム ファイル チェッカーを実行する
- コマンド プロンプト を管理者として開きます
Windows 8.1 の場合 :
デスクトップ画面の左下にある [スタート] ボタンの上で右クリック > [コマンドプロンプト (管理者)] をクリックします。
Windows 7 の場合 :
[スタート] ボタンをクリックし、下部にある 検索 ボックスに コマンド と入力します。
表示された [コマンド プロンプト] の上で右クリックし、 [管理者として実行] をクリックします。
- 表示されるプロンプト画面に以下のコマンドを入力して、 Enter キーを押します。
コマンドの処理を完了するまでしばらく時間がかかります。
sfc /scannow
方法 5 : ドライブの空き容量を増やす
- お使いの PC にアップグレードをインストールできるだけの十分な空き領域がない可能性があります。
ドライブの空き領域を増やしてから、もう一度やり直してください。
空き容量がシステム要件の 20 GB ぎりぎりの場合に、失敗するケースがあるようです。
その場合は、以下のページを参考に空き容量を増やしてください。
PC ドライブの空き容量を増やすヒント
方法 6 : ネットワーク環境を確認する
ネットワーク環境により、アップグレードに失敗している可能性も考えられます。
以下の点を確認してみてください。
- Wi-Fi 環境でインターネットに接続している場合は、有線で接続をする。
- プロキシ経由での接続など特殊な環境や設定の場合は変更する。
方法 7 : 周辺機器を外す
- お使いのパソコンの周辺機器を外してください。
(外付け HDD 、プリンターなどの周辺機器をすべて外してください。また無線マウスなどお使いの場合は有線マウスなどに変更してください。マルチディスプレイの構成の場合は 1 台への接続に変更してください。)
方法 8 : ドライバーを最新の状態に更新する
- Windows Update を実行しドライバーを更新する
Windows 7 の場合 : Windows Update 利用の手順 - Windows 7 の場合
Windows 8.1 の場合 : Windows Update 利用の手順 - Windows 8 / Windows 8.1 の場合
- お使いのパソコン メーカーやハードウェア メーカーが提供が提供しているドライバーを更新する
お使いのパソコンやハードウェアによっては、独自の方法で最新のドライバーを提供している場合があります。 (サポート ページからのダウンロード、専用のアプリケーションからのダウンロードなど)
詳しい方法はお使いのパソコンやハードウェアのメーカーにお問い合わせください。
方法 9 : Windows 10 非対応のアプリケーションをアンインストールする
または対応しているバージョンへアップデートする
- Windows 10 に対応していないアプリケーションがアップグレードの妨げになっている場合があります。Windows 10 への対応が確認できていないアプリケーションはアンインストールしてください。
- アプリケーションによっては、 Windows 10 に対応するための更新が提供されている可能性があります。その場合は、最新に更新してください。
- パソコンにプレインストール (最初から入っている) されているアプリケーションについては、パソコン メーカーにて対応情報が公開されている場合がありますので、ご確認ください。
- 特にウイルス対策ソフトや Windows のインターフェースや起動方法を変更するアプリケーションは失敗の原因になる可能性が高いため、一旦削除してください。
- よくご利用になるアプリケーションがあれば、Windows 10 との互換性を下記ページでご確認ください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/compatibility/CompatCenter/Home
方法 10 : クリーン ブートを実行する
- 常駐プログラムが影響し、アップグレードに失敗している可能性も考えられます。以下のページを参考にクリーン ブートを実行した状態でのアップグレードを試してください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/929135
方法 11 : 新規ユーザー アカウントの作成
- ユーザー プロファイルに問題があり、アップグレードに失敗している可能性も考えられます。
以下のページを参考に新しいユーザー アカウントを作成し、作成したユーザー アカウントからアップグレードを試してください。
Windows 7 の場合 : http://blogs.technet.com/b/cs3_windows/archive/2014/07/14/251-windows-7.aspx
Windows 8.1 の場合 : http://blogs.technet.com/b/cs3_windows/archive/2014/07/14/253-windows-8-1.aspx
方法 12 : Windows 10 のダウンロード Web ページからアップグレードする
- 以下のページを参考にダウンロード ページからのアップグレードを試してください。
http://blogs.technet.com/b/cs3_windows/archive/2015/07/30/windows-10-web-windows-10.aspx
方法 13 :
Windows を初期化して、アップグレードを実行する
- ここまでの作業を実施いただいても、アップグレードに失敗する場合、 Windows の初期化 (OS のリカバリー) が必要になります。
Windows の初期化とは、コンピューター付属のリカバリー データ (HDD 内のリカバリー領域や付属の DVD) を使用して、Windows を工場出荷時の状態に戻す操作です。
Windowsの初期化を行うことで、現在のコンピューターに保存されているデータは全て消去されます。
また、この操作は、リカバリー DVD-ROM などを利用したコンピューター メーカー様専用の初期化手順が必要になります。
そのため、手順については、コンピューターのメーカー様へお問い合わせください。