概要
Microsoftアカウント取得の際に、新規に取得した、outlook.comなどのメールアドレス。
これをメールソフト(メールクライアント)で利用する方法について、ご紹介する第三弾。
IMAPサーバー編です。
詳細
前回まで、第一弾として、HTTPサーバー編を、第二弾では、POPサーバー編をご紹介しました。そして最後の第三弾は、IMAPサーバー編です。
【設定に当たって確認しておくべき情報】
まずはサーバー情報などの確認から。POPサーバーとして利用する場合には、事前に情報を確認しておく必要があります。
受信メールサーバー:
imap-mail.outlook.com
Port: 993
SSLあり
送信メールサーバー:
smtp-mail.outlook.com
Port: 587 (25番ポートがブロックされなければ、"25" でも可)
SMTP認証 あり
SSLあり(暗号化:TLS)
ユーザー名 <Outlook.comのアドレス>
パスワード <Outlook.comのパスワード>
【アカウントを設定する】
さて準備が整ったところで、Windows Liveメールへのアカウントの設定になります。POPサーバー編と異なり、こちらのアカウントの場合には事前にOutlook.comのオプションを設定する必要はありません。
1) アカウントタブ>電子メール と開いて、"自分の電子メールアカウントを追加する" という画面を表示させます。ここまでは、HTTPサーバー編と一緒です。
2) さて入力する情報ですが、最初の画面では、電子メールアドレス、パスワード、表示名を入力するのは当然ですが、さらに、"手動でサーバー設定を構成する" にチェックを入れる必要があります。(これにチェックを入れないと自動的にHTTPサーバーで設定されてしまいます)
3) "サーバー設定を構成" の画面がでたら、サーバーの種類を、IMAPに変更し、IMAPサーバー名、SMTPサーバー名、そしてSSLの設定などを行います。すべて入力が済んだら "次へ" をクリックします。
4) "電子メールアカウントが追加されました" という画面がでたら、最後に "完了" をクリックして終了します。
5) 完了をクリックすると、"Outlookからフォルダをダウンロード中" のダイアログが表示され、フォルダ一覧のダウンロードが完了すると、Windows Liveメールの画面に戻って、利用可能な状態になります。
【追加情報】
POPアカウントの際にもご紹介しましたが、同様にThunderbirdのケースもご紹介しておきます。
Thunderbirdの場合、"メールアカウントを設定する" をクリックして、表示名、メールアドレス、パスワードを入れて進めると、メールアカウント設定のダイアログの中で自動的に検索された情報が表示されます。
ここで、IMAPなのか、POP3なのかを選択すればいいだけですので、やはりPOPの時同様に、細かいサーバー情報入れなくても利用可能でした。
<参照>
・Set up an email app with Outlook.com
・Outlook.com でメール アプリをセットアップする