概要
<初心者、シニア、子供たち向け> シェイプアートとは、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointの中にある「描画ツール」を使って描くお絵描きのことです。ここでは、Word2010を使う、簡単に楽しくお絵かきをする方法をご紹介します。
詳細
シェイプアートとは、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointの中にある「描画ツール」を使って描く
お絵描きのことです。
「描画ツール」にはたくさんの図形や色のパレットがあり、絵を描くのに便利な機能が用意されています。
使いたい図形を選んだら、好きな色を塗り、Wordの機能であるコピー&貼り付けや回転・反転、配置、
グループ化などを使って絵を完成させます。
絵を描くというより、図形でパーツを描き、それを組み合わせて絵に仕上げるという方が近いでしょう。
子供たちやシニアの方たちにも、気軽に描けるお絵かきです。
シェイプアートの良いところは
・パソコンがあればいつでもどこでも描くことができます。
・図形を組み合わせ、創意工夫することでオリジナル作品が作れます。
・絵心は無くても自分好みの絵を描くことができます。
・ブログやホームページで作品を発表する楽しみがあります。
1.絵を描く準備をします
絵を描き始める前にWordの設定を少しだけ変更します。
(1)図形や図を用紙の上に自由に配置できるようにする設定。
リボンの「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「切り取り・コピー・貼り付け」の欄にある
「図を挿入/貼りつける形式」の▼矢印を開いて「前面」を選びます。
(2)描画キャンバスを表示します。
リボンの「挿入」→「図形」の▼を開いて、一番下方にある「新しい描画キャンバス」を選びます。
ページに表示されたキャンバスの中に絵を描いていきます。キャンバスの大きさは自由に決めます。
2.実際に作例(単色で描くラベンダー)の描き方をみていきましょう。
1)各パーツを作成します。
殆どの場合は下記の①~③の手順で描いていきます。
①図形を選んで描く
②図形を目的に合わせて変形する。
③図形と周りの線に色を付ける。
●花の描き方
①「基本図形」から「円/楕円」を選び図形を描きます。
②「円」を縦長の「楕円」に変形します。
③「塗りつぶし」で「図形の色」と「線の色」をぬります。
図形の上で右クリックして「図形の書式設定」を選びます。
ここでは、図形に関する書式設定を一度に指定することが出来ます。
左のメニューから「塗りつぶし」→「塗りつぶし(単色)」を選び、「標準の色」から「紫」を選びます。
左のメニューから「線の色」→「線なし」を選びます。
●ガクの描き方
描き方の手順は花の場合と同じです。
①「基本図形」から「月」を選び図形を描きます。
②「月」を変形します。
この時、図形に表示される黄色の調整ハンドルをドラッグすることで図形を変形します。
また、表示されている緑色の回転ハンドルをまわすと図形の向きが変わります。
③図形を右クリックし、「図形の書式設定」→「塗りつぶし」→「塗りつぶし(単色)」を選びます。
「標準の色」→「薄い緑」を選びます。
「線の色」→「線なし」を選びます。
●葉の描き方
描き方の手順は花の場合と同じです。
①「基本図形」から「月」を選び図形を描きます。
②「月」を縦に長く変形します。
③「塗りつぶし」→「塗りつぶし(単色)」を選び、「テーマの色」→「薄いオリーブ」を選びます。
「線の色」→「線なし」を選びます。
●茎の描き方
描き方の手順は花の場合と同じです。
①「線」から「曲線」を選びドラッグして線を斜めに描きます。
②「線の色」→「テーマの色」→「オリーブ」を選びます。
③左のメニューから「線のスタイル」を選び、幅の▼を開き、「1.5pt」に指定します。
ワンポイント
線を直したい時には、線の上で右クリックしてください。
表示されるメニューから「頂点の編集」を選んで、黒い頂点をドラッグして線を修正してください。
2)各パーツをまとめて絵に仕上げます
目的の図形を選択すると、リボン上に「描画ツール・書式」が表示されます。
図形を重ねる順序、グループ化、回転などのボタンがあります。
グループ化するには、「Shiftキー」を押しながら各パーツを選択して「グループ化」のボタンを押します。
パーツは種類ごとにグループ化しながらまとめていきます。
④描いたパーツをコピー、回転、拡大・縮小などをする。
⑤パーツをアレンジして配置する。
⑥パーツをグループ化する。
●花とガクをまとめます。
●葉を増やします
●すべてのパーツをアレンジしてまとめます。
3)シェイプアート作品例
4)関連サイト
ゆめパレット(執筆者)
2008年からWord2007を使ったお絵かき講座を掲載しています。