Office 365 ProPlus / Office 365 Business オフライン インストール手順

いつも Office 365 をご利用いただきありがとうございます。
本投稿では Office 展開ツールを利用して、Office 365 から提供されている Office 365 ProPlus および Office 365 Business をオフラインでインストールする手順についてご案内します。

なお、以前 Office 365 から提供されていた Office 2013 バージョンの Office のオフライン インストールの手順につきましては、以下の記事をご参照ください。

タイトル : [2019 年 8 月更新] Office 365 ProPlus / Office 365 Business オフラインインストール手順
アドレスURL : https://answers.microsoft.com/thread/6864d6a1-e327-4d53-a98b-9b0bd804e423

概要
何らかの理由により Office をオフラインでインストールする必要がある場合は、Office 展開ツールを利用します。Office 展開ツールと Office のインストーラーをダウンロードする際にはインターネットに接続されている必要がありますが、Office のインストールはオフラインで実行することが可能です。
作業内容の詳細について以下にご案内します。

※ 本投稿で使用しているスクリーンショットは、Windows 10 に、Office 2016 および Office 2019 用 Office 展開ツールを用いてインストールした際の画像となります。

1. Office 展開ツールをダウンロードし、解凍する

1-1. 以下のサイトより Office 展開ツールをダウンロードします。
※ Office 展開ツールは不定期にバージョンが更新されます。常に最新のバージョンをご利用ください。

タイトル : Office Deployment Tool
アドレス : http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117

ファイル名は “officedeploymenttool_*****-*****.exe” です。
※ ***** にはその時点のバージョン情報が入ります。
実行することで解凍される、自己解凍式の EXE ファイルです。

1-2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、解凍します。

1-3. 任意のフォルダーに解凍します。
本案内では C ドライブ直下の “Office365ProPlus” フォルダー (C:\Office365ProPlus\) に格納した場合の例としてご案内します。


解凍すると以下の 4 つのファイルが生成されます。
  configuration-Office365-x64.xml (64 ビット版 Office 365 ProPlus / Business 用です)
  configuration-Office365-x86.xml (32 ビット版 Office 365 ProPlus / Business 用です)

  configuration-Office2019Enterprise.xml (ボリュームライセンス版 Office 2019 用です)
  setup.exe (Office 展開ツールの実行ファイルです)

2. 構成ファイルを作成する

これからインストールする Office の種類、言語、更新チャネルなどを指定するための構成ファイル (XML ファイル) を準備します。前述の手順 1 で生成された XML ファイルを手動で編集して作成することも可能ですが、誤字や脱字などを防ぐため、ユーザーインターフェイスを使用して XML ファイルを作成するサイトをご利用いただくことを推奨します。ご参考までに、それぞれの方法を以下にご案内します。

サイトから作成する (推奨)
構成ファイルは、以下のサイトにて作成することができます。

タイトル : Office Customization Tool
アドレス : https://config.office.com/deploymentsettings

各設定の詳細につきましては以下のサイトをご参照ください。

タイトル : Office カスタマイズ ツールの概要
アドレス : https://docs.microsoft.com/ja-jp/DeployOffice/overview-of-the-office-customization-tool-for-click-to-run

サイトからエクスポートした XML ファイルを確認し、手順 3 に進みます。

手動で作成する
何らかの理由により、最初から構成ファイルを手動で編集して作成する場合は、
前述の手順 1 で生成された XML ファイルを使用します。以下に例として手順を記載します。

2-1. インストールする Office の種類に応じて、いずれかの XML ファイルを選択し、ファイル名を configuration.xml に変更します。
2-2. 残りの 2 つの XML ファイルは使用しないため、削除します。
2-3. configuration.xml を右クリックし、[プログラムから開く] – [メモ帳] をクリックし、XML ファイルをメモ帳で開きます。


2-4. ファイルに記述された <Configuration> と </Configuration> の間を目的の構成に応じて編集します。例を以下にご案内します。また、標準的な構成ファイルの例や要素と属性の詳細につきましては以下の公開資料をご参照ください。

タイトル : Office 展開ツールの概要
アドレス : https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/overview-of-the-office-2016-deployment-tool

タイトル : Office 展開ツールのオプションの構成
アドレス : https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/configuration-options-for-the-office-2016-deployment-tool

例 1) 32 ビット版 / 半期チャネル / Office 365 ProPlus / 日本語版を導入する場合

--- ここから ---
<Configuration>
  <Add OfficeClientEdition="32" Channel="Broad">
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>
--- ここまで ---

例 2) 32 ビット版 / 半期チャネル / 任意のビルド / Office 365 Business / 日本語版 / インストール ソースを任意の格納先に指定して導入する場合

※    Version で指定した任意のビルド (16.0.10730.20334) のインストール ソースを SourcePath 属性で指定した格納先 (\\fileserver\Office365) にダウンロードします。

--- ここから ---
<Configuration>
  <Add OfficeClientEdition="32" Channel="Broad" Version= "16.0.10730.20334" SourcePath="\\fileserver\Office365">
    <Product ID="O365BusinessRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>
--- ここまで ---

3. コマンド プロンプトを実行し、インストール ソースをクライアント自身にダウンロードする

3-1. 管理者権限でコマンド プロンプトを開きます。
[スタート] ボタンをクリックし、[Windows システム ツール] をクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[その他] から [管理者として実行] をクリックします。

ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。


コマンドプロンプトが起動されたことを確認します。

3-2. 以下のコマンドを実行し、Office 展開ツールが保存されているフォルダーにコマンド プロンプト上で移動します。

<コマンド例>
cd C:\Office365ProPlus\
※ C ドライブ直下の “Office365ProPlus” フォルダーに Office 展開ツールが保存されている場合

3-3. 以下のコマンドを実行し、Office のインストール ソースのダウンロードを開始します。本投稿の例の場合、インストール ソースは C:\Office365ProPlus フォルダーにダウンロードされます。なお、ダウンロードは 20~30 分ほどで完了となりますが、完了時にメッセージは表示されません。

  setup.exe /download configuration.xml

<ご注意>
Office のビット数 (32 ビット / 64 ビット) や更新プログラム チャネルが異なる Office をインストールする場合、それぞれのアーキテクチャ用にパッケージを作成する必要があります。インストール ソースをダウンロードする際は、それぞれのアーキテクチャごとに保存先を用意してダウンロードしてください。すべてのインストール ソースを一つの同じフォルダーにダウンロードし、セットアップを進めると予期せぬ現象が発生する場合があります。

3-4. Office 展開ツールの setup.exe が保存されている階層に “Office” フォルダーが生成され、ダウンロードされたインストール ソースが “Office” フォルダーの “Data” フォルダーに保存されていることを確認します。

3-5. インストール ソースのダウンロードが正常に完了しているかどうかを判断するため、以下の方法でインストール ソース ファイルの容量を確認します。容量が 1 GB を下回る場合は、正常に完了していない可能性が高いため、いったんダウンロードしたインストール ソースを削除し、再度ダウンロードを行っていただくか、別ネットワークや別端末にてダウンロードをお試しください。

<確認方法>
3-5-1. 以下のファイルが保存されているフォルダーを開きます。 (例: C:\Office365ProPlus\)
      configuration.xml
      setup.exe

3-5-2. “Office” フォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
3-5-3. [全般] タブ内の [サイズ] を確認します。

サイズが約 1 GB 以上になっていれば、インストール ソースが正常にダウンロードしている状態です。
1 GB を超えていることを確認したら、次項に進みます。

4. コマンド プロンプトでクライアントに Office をインストールする

4-1. 管理者権限でコマンド プロンプトを開きます。
4-2. 以下のコマンドを実行し、Office 展開ツールが保存されているフォルダーにコマンド プロンプト上で移動します。

<コマンド例>
cd C:\Office365ProPlus\
※ C ドライブ直下の “Office365ProPlus” フォルダーに Office 展開ツールとインストール ソース (“Office” フォルダー) が保存されている場合

4-3. 以下のコマンドを実行し、Office のインストールを開始します。
Setup.exe /configure configuration.xml



4-4. インストールが完了するまで待ちます。環境によっては、数十分かかる場合があります。


インストールが完了した後の動作

Office のインストールが完了すると以下のように表示されます。

Windows のプログラムの一覧


Windows の [アプリと機能]


Office を初めて起動すると以下のダイアログが表示されるので、ライセンス認証を完了します。




本投稿でのご案内は以上となります。
引き続き Office 365 をどうぞよろしくお願いいたします。

Online Services Support Team_Microsoft

日本マイクロソフト株式会社
Microsoft 365 サポート
蛭田

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フォーラム記事情報


最終更新日 2019年10月20日 表示 653 適用先: